2016-09-25 △ アートシアターの夜明け前ネズミを追ってこんなところまで来てしまった飯につられるとどうにもかなわんここは何という町なのか潮の匂いが微かにする道が凸凹で歩きづらいったらないなジメジメとして嫌な空気だあのネズミがあんなに逃げ足が速いとはな仕方ない、暫し夜明けまで眠るとするか
2016-09-24 ○ 直角に向かうよいろんなものを突き刺して鋭角に向かうよいろんなものを剥ぎ取って骨格を描くよ有る事無い事織り交ぜて錯覚を起こすよパラレルワールド抱き合って三角は崩れるよ線と線を切りあって感覚を忘れるよ飛ばされていく凍る村へ
2016-09-21 ◻︎ アートシリアル、テクニカルパレードオープンライフ、ハードポイントラックドーズ、グーンポップシニカルハフ、ボーゥトファウンドパーティシック、ラフパナマイースバイト、マウントサグスリープリアル、シネマウェルドギーニッガ、オートシザーポストフルーツ、ウィードープターミナルベッド、ハウスカタパルトカルトアーバン、ドゥルーギーシティレフトミリオン、ワックスシー
2016-09-18 △ ファンクみたいなテクノみたいなダブステップみたいなベースみたいなロックみたいなパンクみたいなエレクトロニカみたいなドローンみたいなハウスみたいなノイズみたいな頭の中で渦巻く文字の逃げ場全部隠したまま始まって終わるようないるのかいないのかわからないまま貶されたり嘲笑われたり燃え残りに最後に上がる尊い煙のような誰にでもあって誰にでもないような大きいような小さいような透明の柔軟体
2016-09-13 △ 床上1.5メートルを残して水中ベッドに寝転べば目先には魚が泳いでいる1滴も落ちることなく緩やかに水面は揺れている何を思っているのか想像もつかない深呼吸、吐くと波打つ天井水槽重力を無視して、常識も世間体も無視して夢のような夢の中
2016-09-13 ◻︎ 聴いたことあるようなないようなさっぱりした粘着呼吸の音がしているはずが、音階に変わる出尽くした感性に飾りをつけてオリジナル橋に住むゴキブリ睡眠の一寸隣瞬きが鈍るための錆止め空気が震えるのを確かに確認伸びた爪の使い道、覚える不便さ鳴る鐘のモーションだけを感じる蚯蚓の在り方、蛙の在り方、物の有り方
2016-09-12 ○ トイピアノ叩く幼い猫チェロを弾く白ひげの老いぼれ朱色のワンピース裸足ではしゃぐ少女ウインドベルが控えめに鳴る緩い空気の初冬 あと10日恥をかいた翌日のリビング夢の中で転がっていた母偽物を叩き鳴らす弟憂い眼の犬つまらない液晶鳩と虫の木無音ーーーーー水の中へ滲もう火の中へ焦げよう風の中へ消えよう光の中へ溶けよう