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いつもよりも遥かに遅い時間に仕事へ向かう電車を待っている

 

恋人の元気がないことがどうしようもなく心配で、あれこれと言葉をかけたりする

 

そのもやもやだったり、気持ちの重みを洗剤のコマーシャルよりも、跡形もなく綺麗にしたいという思いが強くある

実際にできることはむやみにふざけてみたり、悪いものを吐き出してもらうために声をかけたりすることだけ

僕はこの人の為に何ができるんだろうと考える

甘えていいということ、無理をしないでと言葉を言葉をかけること

届いてくれたらいいなと窓から紙飛行機を飛ばすどこかの描写のように儚いことかもしれないけど、必ずまた元気になるよと信じている

 

恋人の働く店に開店から閉店まで居て、声をかけたり適当な質問をしたりして気を紛らわせたくなる

 

そんなことは迷惑だし下手したら警察にフォー・ユーされてしまいかねないのでできない

でも気持ちとしてはずっと離れずに隣にいてあげたい

ずっと隣で笑ったりつまんないことをいったりして過ごさせるのにあと何十年必要なんだろう

その暮らしが叶う社会なのかも今は不明だし、叶うかどうかに少し社会的な不安がある

死ぬまで働かなきゃならないのか、いつになったら毎日隣に長い時間いられるのか

「将来は出世して大金稼ぎに!」なんて夢はないのだけど、すくなくとも僕の夢は恋人と毎日ただ隣同士で過ごしたいそれが夢です

老いて僕がハゲても、恋人が老いてシワが増えても、それは僕らの幸せだと思うしすごく穏やかで手に入れたい形なんだよ

 

着地点が霧に包まれてきたのですが、とにかく恋人を元気にさせたい

またふざけて踊ったり笑ってほしい

 

いい方向になんていくらでも迎えるし、たくさん考えてることがあると思うけど、なんとかなるから大丈夫だよ

 

昨日手を繋いで寝ているとき、このままずっとこのままの時間が続いたらいいなと思った

夜は明けなくてもいいし、音楽と水槽と、恋人と少し美味しいコーヒーとご飯があったらもうあとはおまけみたいなもので、

 

どうしようもなく穏やかで、幸せが長く長く続いてほしい。

 

 

仕事に行きます。